海外で注意すべき昆虫 3
・シラミ
シラミは元来人に寄生して一生をくらす昆虫の一種で、北は北極の近くに住むエスキモーから、世界の人類のほとんどに寄生する昆虫です。
陰毛に付くケジラミ、頭髪につくアタマジラミと体に付くコロモジラミとに3大別され、ケジラミは他のものより小さく、その一生のほとんどを人の体についてくらします。
衣類を着用しない人ではコロモジラミは見つかりません。
コロモジラミは流行性発疹チフスと回帰熱を媒介しますが、発疹チフスは温帯地方で冬に起こり、特に多くの人が不衛生な状態で集まるような時(天災、戦災による避難民収容所はその例)に流行を起こします。石塚孝一氏によると、回帰熱は熱帯地方に起こる場合が多く、特にエチオピアでは患者の発生が多いようです。
シラミを咬んだり、指の先でつぶすと感染を起こす危険があるので、毛抜きでつまむか、火を消したての熱いマッチの頭を近づけてシラミを除去します。