ポピーの話 3
弁護士が雇われ、母親がいくらかの支払をされて、ポピーは養子としてもらわれました。
しかし、ポピーからしてみれば、ある孤独から別な孤独に移っただけ。
もちろん、本人はそんなこと知りません。
もともと孤独だったわけですから・・・。
ある日、わたしはポピーを連れて遊びにいくことにしました。
その頃の彼は5歳半になっており、ちゃんと言葉もしゃべれるようになっていました。
滑り台やブランコのある公園に連れていったところ、ポピーは大きな砂場を発見し、そこに駆け寄っていきました。
砂場に近づくにしたがい、子供たちが遊んでいると思っていたのが、実はダウン症の大人のグループだということに気づきました。
きっと近くの施設から遠足に来ていたのでしょう。
彼らはかなり深刻な症状を見せていました。
ダウン症ならではの顔の表情と、どもりに加え、ヨダレや鼻水が垂れっぱなしの人もいます。
公園の近所は高級住宅地で、ほかの親たちはみんな自分の子供を近づけないようにしていました。