舞台の歴史と照明 2
本来、日本の芸能は小屋掛けの仮設舞台で演じられていた、その名残りです。
もともと日本の芸能は祭りから発展していますから、神仏に奉納するというのが本来の建前で・・・
後に芸能興行は寺社の勧進のための催しという形で発展してきました。
記録によると、勧進興行の始まりは鎌倉時代に上演された稚児舞楽からとされています。
この形は、後に田楽や猿楽が能に発展していくにしたがって常設の舞台における興行に発展していったようですが、それ以前は仮設の小屋掛けで上演されていました。
平安時代の末からかんじんひじり(勧進聖)と呼ばれる僧たちがあらわれて、勧進興行を専門に請け負うようになったといわれています。
この段階で興行師、今風にいえばイベントプロデューサーが生まれていたようです。
しかしまだかくれん棒のような照明は生まれていませんでした。